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武州正藍染め 刺子織巾着(小)

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説明

■武州の藍染め商品(武州は東京・埼玉・神奈川の一部を指します。)

渋沢栄一の商才の原点ともいえる藍玉製造。江戸で大流行した藍染めは、今も伝統的な染め工程を守っている紺屋(工場)は武州地域にはもう数か所しか残っていません。

かつて「武州(ぶしゅう)」と呼ばれた埼玉県羽生市が江戸時代から続く藍の糸染めの産地であり、渋沢栄一翁の家業である藍玉づくりはこの産地の核となる事業でした。

 

武州発酵藍染めは、藍の葉を長期間発酵、熟成させる事で藍染めの原料となる藍玉で何段階もの工程を経て藍甕に宿る微生物によって染色しています。

藍は古来から抗菌・防臭に良いとされてきました。

使い込むほどに色合いが変化するのも藍染めならではの楽しさ。
さらに抗菌性、強度をもつ布地は様々な商品への活用も。
物や文化を大切にするあなたに是非お使いいただければと思います。

 

■埼玉羽生の正藍染めと江戸の町田絲店のコラボ企画

渋沢栄一いえば、多くの企業や事業に関わりました。

今回、藍染め商品と、共にアメリカ遠征した町田徳之助が創業し、現在も続く伝統企業の江戸組紐を使用した巾着が誕生しました。

【小島染織工業】

小島染織工業は、1872年(明治5年)、江戸時代中期より農家の副業として藍染織物を製造していたものを企業化し創業。創業当初は農作業用股引の生地を用途とする小幅先染織物製造が中心でした。埼玉県羽生市で150年以上、藍の蒅から発酵させた藍で糸を染め、織機で生地を織っています。

【町田絲店】

町田絲店は創業1864年という歴史の中で糸、紐に関する技術力を高めてきました。

1870年(明治3年)初代町田徳之助が生糸の買付けの縁で渋沢栄一と相知り、1896年(明治29年)には、蚕糸取引所の創設にも栄一とともに関与しました。また1909年(明治42年)には、2代目徳之助が渋沢栄一率いる渡米実業団に参画、米国社会の本質を学び、政治や経済、教育など多忙面を学びます。2代目徳之助は将来を見据えて「人絹(じんけん)」=人造絹糸の略で人工的に作った光沢のある絹糸のような糸の開発に着手しました。人造絹糸は現在レーヨンとして身近なものとなりました。

 

■武州正藍染め刺子織のサコッシュにもなる巾着

江戸から続く製法、糸から染め上げた正藍染め生地は、2種類からお選びいただくことが可能です。

濃紺な褐色

勝ち色ともいわれ、武士が戦さで着た色。褐色藍染めの刺子織は生地が丈夫で刀傷にも藍によって癒えるなどといわれていました。

今も刺子織は、剣道着などで使われている織生地になります。その強さが今もなお受け継がれています。

デザイン性のある浅葱と白のミックス

浅葱は、藍独独特の青と緑の「あお」とされる伝統色。経糸と緯糸でこの浅葱と白をミックスで刺子織にすることで

華やかで優しいイメージとなりました。

便利なサイズで機能は2つ!巾着としても、サコッシュとしても!

使い込むほどに色合いが変化するのも藍染めならではの楽しさ。巾着(小)はバッグインバッグとして鍵やスマホ、その他大切なものを織れても良し。アイデア次第で色々とお使いいただけます。

また、巾着の紐と同様な江戸組紐(別売)を巾着に取り付けるとサコッシュに早変わり!

ちょっとしたお出かけに、スマホを入れたり、小銭をいれたりして2通りの使い方を可能にしました。

巾着の組紐には日本の古来からの伝統色、4色から選べる!

紺色は、鎌倉時代より「褐色=勝ち色」として武士には縁起の良い色でした。江戸時代、藍で何度も何度も染め上げ濃紺にしていくこともあり、生地も丈夫になっていくことからも、勝負に強いものとして人気がでていったのでしょう。学生の制服や、ビジネススーツも紺は不動な色。

「勝負に勝つ」「縁起が良い」の代表的な色とされています。

深緋

深緋(こきあけ)は、紫みの暗い赤色で、茜と紫とで染めたもので、名称にある緋の色感はなく黒みの強い色です。

日本では大和朝廷時代より緋色が官人の服装の色として用いられ、紫に次ぐ高貴な色と位置づけられた。「延喜式」では高位の朝服の色として使用されていました。

「権威」「崇高さ」「安定感」「生命力」

 気持ちが高まり仕事がスムーズに進む、勝利の象徴といわれています。

山吹

山吹色(やまぶきいろ)は、山吹の花のような鮮やかな赤みを帯びた黄色のことです。 

色名は黄色の花を咲かせる植物の山吹に由来し、平安時代より用いられてきました。

山吹の花の色が黄金に似ていることから、別名『黄金色(こがねいろ)』とも呼ばれ、また逆に江戸時代の隠語では、「賄賂わいろの小判」が『山吹』と呼ばれました。

金運の色として現代も親しまれています。

気品・崇高・金運があがるといわれています。

孔雀青

孔雀青(くじゃくあお)とは、孔雀の青い羽の色のような冴えた青色で、羽や首の部分に見られる美しい青に由来しており、ほんのり緑みを帯びています。

明治の頃に西洋から伝わった『ピーコックブルー』を和訳したものです。

孔雀は中国から東南アジア、南アジアに分布するキジ科の鳥類で、オスは大きく鮮やかな飾り羽を持ち、扇状に開いてメスを誘う姿が有名ですが、美しいのはオスだけです。羽毛が装飾品として珍重された他、害虫・毒蛇類を好んで食べることから益鳥として尊ばれました。また仏教においては孔雀明王として信仰の対象となっています。

孔雀の我が国への伝来はとても古く、『日本書紀』に新羅(しらぎ)が“推古天皇”に孔雀を送ったという記述が見られます。
江戸の頃になると庶民への認知度も高くなり、『孔雀茶屋』などが人気となりました。

優美で品格があり、冷静、信頼の証の色といわれています。

 

■商品詳細

【素材】生地 綿 100%  組紐 ポリエステル 

【サイズ】縦18.5cm×横13.5cm

※職人による手作りのため、商品によってサイズ、色味の若干の誤差が生じる事がございます。あらかじめご了承ください。

 

■お取り扱いについて

藍に染めた糸を使用しております。藍は、使うほどに、その色合いや風合いが変化するという楽しみがあります。
一方で、ご使用の際には以下の点にお気を付けいただきますようお願い致します。

 

●摩擦により色が移る可能性があります。
藍〈インディゴ〉の特性上、色が落ちていきます。
例えば、デニムと靴が触れてしまったり、シャツとバッグが触れてしまったり、淡い色にブルーが移ってしまったご経験のある方もいらっしゃると思います。
強い摩擦や、特に濡れた状態での摩擦は色移りが強く出ますので、お洗濯後の濡れた状態や、雨でぬれた状態にはお気を付けください。
●日の当たる場所では変色の可能性があります。
日の当たる場所に長時間放置しますと、日焼け、変色が起こることがあります。車の中や、窓際などにはできるだけ放置しないようにお願いいたします。
●お手入れ
汚れなどが付着した場合は、固く絞った布などで拭き取ってください。

 

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