青天を衝け「栄一、目覚める」1話
2021年のNHK大河ドラマは渋沢栄一の「青天を衝け」。
昨年から続くコロナ禍からまだまだ未知との闘いをしている中、新時代へと突入する新しい風となるべく人物の物語が始まったことで、我々も新しく考えることもあるであろう。
本大河ドラマはキャストも素晴らしく、それぞれが個性的な演技を見せてくれる。
また、回を追うごとに、その時代の活躍した時代の偉人たちが、以前演じた俳優陣が再登場するというような話題もあり、視聴者側も飽きさせない工夫がなされているようである。
あらすじ
武蔵国血洗島村(現在の埼玉県深谷市)で養蚕と藍玉作りを営む農家の長男として生まれた渋沢栄一(子役・小林優仁)。人一倍おしゃべりの剛情っぱりで、いつも大人を困らせていた子供だった。
ある日、罪人が藩の陣屋に送られてきたことを知った栄一は、近くに住むいとこの喜作(子役・石澤柊斗)らと忍び 込 もうとたくらむが ・・・。
一方、江戸では、次期将軍候補とすべく、水戸藩主・徳川斉昭(竹中直人)の息子、七郎麻呂(子役・笠松基生)を御三卿の一橋家に迎え入れる話が進んでいた。
のちの徳川慶喜である。
徳川家康の登場
なぜ幕末に、渋沢栄一のドラマに家康が出るのか?
平安時代からが武士のはじまりと云われ、戦国の世を経て徳川家康が戦の世を統一した。以降江戸幕府が260年続き、島原の乱の後は戦いがなく時が流れた。
その徳川家の家臣であった栄一。永く続いた徳川時代は明治維新で終わったと云われたが、徳川家臣の栄一が、新たな日本を切り拓いていったことを家康として時代を観ているところがまた粋なところだ。
戦国の世からの時代の移り変わりを感じられる作りとなっている。
ドラマを観て思うこと
栄一の何にでも好奇心をもって行動するという姿勢が、将来をより良くしていこうと思う原動力になっているのではないかと思う。
家が裕福な農家であり、両親の村人に対する考え方を見てきて、皆を守るという考え方も親の背中を観ながら自然と学び得たものではないだろうか。
人は、考え方次第でどうとでも前進できると思わせられる。
裕福な農家といえば、藍染め農家してもたいそうなものだったであろう。
藍染めのきれいな青色が映像を鮮やかにしていた。
藍染めは着物などを染めあげる貴重な染色原料。
子供の栄一は藍の買い付けから販売を父のもと学んでいくのだが、今後の栄一の活躍がとても楽しみである。
令和の今も、武州の藍染めの伝統技法を守り続けている企業がある。
大切なものを守り抜くこと、私たちがこれから守りたいもの、使命感をもって生きていくことが大切なのではないかとあらためて思う。
玉木宏演じる秋帆もまた日本を変えようと努力をしている人。
「このままでは日本が滅びてしまう」と本気で憂い、「現状を変えるためにどうしたらいいのか」と、必死に考えながら生きている人たちが描かれるのが魅力だ。
どんな状況であっても前向きである。
秋帆はある陰謀によって牢に閉じ込められるが、そこで諦めるのではなく、自分が現状を打破するのだ、という熱い信念を持っている。
そんな姿が栄一に影響を与えていくのだ。
おれが守ってやんべ!この国を!
ゆかりの地の紹介
渋沢栄一生誕の地「中の家」(なかんち)。とても立派な家で、若き栄一の像もある。
季節によっては、藍の花と藍の葉がみられるかもしれない。是非訪れてみてはいかがだろうか。
JR深谷駅からバスで「中の家」下車。
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商品紹介
武州正藍染め エコバック 4種
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鶴亀の寿 ひとくち深谷ねぎの発酵漬 3種セット
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鶴亀の寿 ひとくち深谷ねぎの弓削多醤油発酵漬
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関連情報
渋沢栄一のルーツを感じる関連商品販売 | 渋沢逸品館
渋沢逸品館
渋沢逸品館では、日本資本主義の父と言われ、日本近代文化の礎を築いた渋沢栄一に関わるこだわりの品々を販売しております。渋沢翁の原点である藍染めを始めとし、藍に関連した商品や、関連企業やゆかりの地にまつわる歴史や文化を感じる商品を多数販売しており、知る人ぞ知る銘品をお探しいただけます。
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