青天を衝け「栄一、揺れる」5話
江戸の世は悲憤慷慨(ひふんこうがい)だ。
運命や社会の不正や理不尽な道理を悲しみ憤る栄一。
徳川の世の階級制度から徐々に波乱がおきてくる訳だが、新しいことを興すときは波風が必ずたつものだ。
その中から学ぶべきこともたくさんある。
あらすじ
惇忠(田辺誠一)に薦められた本で、清がアヘン戦争でいかに英国に敗れたかを知った栄一(吉沢 亮)は、開国した日本の未来を危惧する。
そんな中、栄一の姉・なか(村川絵梨)は、自身の縁談を、“相手の家に憑き物(つきもの)がいる”という迷信的な理由で伯父・宗助(平泉 成)たちから反対され、ふさぎ込んでしまう。
一方、幕府の方針をなおも受け入れられない斉昭(竹中直人)は暴走。
老中・阿部正弘(大谷亮平)と斉昭の側近・藤田東湖(渡辺いっけい)は斉昭を必死にいさめる。
そんなとき、大地震が江戸を襲う。
徳川家康の語り
今は教科書には載っていないらしいが、江戸時代には士農工商という身分制度とその支配・上下関係をあらわす言葉として認識されていた。
士(武士)は全体の7%を占め、農民以下のその人たちを実質支配していた。
それが江戸幕府、すなわち徳川幕府だったのである。
その他の人たちは徳川の世を疑い始め、厳しく引いた線が揺らぎ始めたのである。
ドラマを観て思うこと
清国(中国)へイギリスがアヘンを売り、その後、イギリスは清国へ軍艦を送りアヘン戦争が起きる。まだ開国されていない日本だったが、隣の国の事を知り、見えないだけに脅威に感じていただろう。
斉昭が開国を強く拒むのもその時代ではうなづける。また、下田沖に嵐によってロシア海軍の船が転覆。斉昭の側近・藤田東湖(渡辺いっけい)が斉昭に、相手の立場に立って大切な人が亡くしてしまったときの気持ちを考え、ロシアの船員を助けるべく、考えを変えて欲しいとお願いする様は、その後、江戸で起きた大地震(1855年安政江戸地震)によって、藤田東湖を失ってしまうことで、大切な人を失う悲しさを身をもって感じた一コマだった。
人権は関係なく人を救う、平等に救うべきという士農工商の時から時代の流れを感じる5話だった。
今このころ江戸は疫病も流行していた。
今の日本の現状、コロナ禍であったり、大地震によって大切な人を失ってしまうという類似した出来事が重なっているような気がしてならない。
安政江戸地震は幕末に地震が頻発していたらしい。
ゆかりの地の紹介
尾高惇忠の所で武道に励んでいた栄一だが、学んでいたのは神道無念流。学問を重んじ、その後明治時代に活躍する人たちを多く輩出したそうだ。
その神道無念流は、埼玉県坂戸市に大川道場跡がある。
そして栄一が通った道場は鹿島神社の近くにあったといい、境内ではそこで試合が行われていたという。
大川道場跡(大川平三郎翁記念公園)・鹿島神社
大川道場跡(大川平三郎翁記念公園)
東武東上線「若葉」からバス「東坂戸団地」下車徒歩15分
鹿島神社 JR「深谷」からバス「渋沢栄一記念館」下野徒歩8分
武州正藍染め エコバック 4種
商品紹介
正藍先絲染め和田縞ストール
商品紹介
鶴亀の寿 極太深谷ねぎの一本漬 3種セット
商品紹介
鶴亀の寿 極太深谷ねぎの梅肉鰹だし漬
商品紹介
関連情報
渋沢栄一のルーツを感じる関連商品販売 | 渋沢逸品館
渋沢逸品館
渋沢逸品館では、日本資本主義の父と言われ、日本近代文化の礎を築いた渋沢栄一に関わるこだわりの品々を販売しております。渋沢翁の原点である藍染めを始めとし、藍に関連した商品や、関連企業やゆかりの地にまつわる歴史や文化を感じる商品を多数販売しており、知る人ぞ知る銘品をお探しいただけます。
屋号 | 株式会社旺栄 |
---|---|
住所 |
〒114-0022 東京都北区王子本町1-4-13加藤ビル1階 |
営業時間 | 10:00~16:00 |
定休日 | 土日祝 |
サイト運営責任者 | 鈴木 知子 |
info@shibusawa-world.net | |